ミーレの食洗機用純正洗剤について考えてみる
そもそも機器を販売するメーカーが、自社でオリジナルの純正洗剤を売り出すのは珍しいことだ。というより
聞いたことがない。これを良心的と言おうか商売上手というべきか・・・・
特に今回のマイナーチェンジで純正指定でのスピードコースを作り出したのだから、何かが違うはずだ。
ミーレジャパンは純正洗剤の効用を確かなデータをもとにアピールする責任があると思うのだが・・・・
だがメーカーからはこの一般洗剤との違いについて詳細な説明はない。
ミーレも白物家電は十八番でも洗剤の開発には苦労したはず。専業メーカーからの協力や開発費もそれなりに投じたと
思う。そこは敢て目的をもって行動しているはずだ。以前は私も市販の洗剤を利用していたが、純正に切り替えて
半年になるが、洗い上がりの質感が1ランクアップしたような気がして今も純正を使い続けている。洗剤がきれたからといって
スーパーに行って「フィニッシュ」を購入する気にはなれないのだ。そう、習慣性のものなのだ。
ここは重要なところだ。視点を変えてみよう。
ミーレ食洗機のもっともベーシックな60cmWモデルはG6620SCu(税別定310、000−)だ。
これを購入して15年間、毎日使用すると1日当たりの償却は
310000/1台÷15年÷365日/年=56.62円/1日の償却になる。ミーレなら15年はもつ筈。
一方、純正洗剤は、最小発注単位が60個で3400円。即ち1個56.6666円になる。
お分かり頂けたろうか?「G6620」を購入されたお客様が「パワークイックウオッシュ」を気に入って毎日15年間
純正洗剤を使用されたとしたら、15年目にもう1台食洗機を購入されたと等し並みな経済効果を居ながらにしてミーレは
得ることになる。リンス剤も併用されたとしたら効果はさらに大きいことは云うを俟たない。
これは十分にミーレがこの洗剤についての詳細を語る責任があるという証だ。食洗機を販売するのに等しいエネルギーを
費やす価値がある。カタログ1枚で済ませる問題ではない。
さらに視点を変え、
ここに新婚カップルがいるとしよう。この家庭ではミーレ食洗機を設置することにした。すぐにベイビーが生まれたとしよう。
このベイビーは母親が毎日ミーレを使用し、ミーレを絶賛する声を聞くという環境の中で育っていくのだ、しかも毎日使う洗剤
もMIELEと書かれた箱から出してくる。洗剤がなくなると母がミーレに注文してる姿を横目に育つのだ。
このベイビーがやがて所帯を持った時、ミーレ食洗機を購入することに躊躇するだろうか? 仮に慎重な性格であったと
して、日本製を確認に行ったとしよう。ミーレを見慣れた目には、ミーレ以外の選択肢はないことに改めてすぐ気付く
ことだろう。
また母親も、20年使って買い替える必要が生じたときミーレ以外を購入するだろうか? ミーレ60cmWに慣れた人
には最早とうてい日本製には戻れまい。こうしてミーレの連鎖がスタートするのだ。
ここが大切なのだが、10年20年後を考えると、ここできちんとミーレ純正洗剤の素晴らしさをアピールしておく
ことが特に重要だと思う。ほっておいてもミーレオンラインショッピングにひっかかってくるとスマしてる場合では
ないのだ。メーカー、代理店が共に協力して純正洗剤、リンス剤、庫内洗浄剤を積極的にアピールしていく必要が
あると思う。(まずミーレ機器の普及が前提条件になるのだが) 純正ケミカル製品を販売治具としてもっと活用
すべきである。まずともかく浸透させることだろう。
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