大阪の味「タコ焼き」のコツ、教えます。



大阪人は総じて粉もん好き。タコ焼きも作れぬようでは大阪人の風上にも置けぬ、という
わけで今回は本場の家庭用タコ焼きの作り方を伝授しよう。折しも食欲の秋だっ!

何んのタコ焼きごときで大層な、となるが実際口にしてみると「あっホンマやー!」となる
こと請け合いだ。たまにお父さんが腕を振るうことで家庭円満、ショーユ―ーこと!

コツ1. さあ明日タコ焼き!という時は前夜からボールに水を張り10cm角のコンブを
     投入し寝かしておく。翌日には出汁が出てヌルリとした状態になってるはずだ。
コツ2. 小麦薄力粉:水は1:2.5で溶くのが望ましい。初心者であれば1:2.2でも敢て
     大目に見よう。外はカリッ、中はトローリといきたいものだ。
コツ3. 小麦粉に出汁を注ぐのではなく、出汁に小麦粉を少しづつ投入すること。
     不思議にダマができない。混ぜるのは普通の泡立て器を使えばよい。
コツ4. 少量の山芋を擦ったもの、もしくは山芋の粉を一緒に混ぜると粘りがでる。
コツ5. 卵も1,2個加えることにしよう。
コツ6. 最初の出汁を少し取っておいて、それに醤油、味醂、酒等で濃いめの出汁を
     作っておく。
コツ7. この濃いめの出汁はタコを投入する前に個別の穴に少量垂らしておく。皿に
     盛りつけた後、味付けが薄い時はさらに上から垂らし、まずは素の味を楽しむ。
コツ8. 具は粉カツオ、タコ、キザミネギに紅ショウガ、最後に天かすの順番で。
     タコも大きく切ればよいというものではない。生臭くなってしまう。
コツ9. 素のタコ焼きに飽きたらソースと青のりをまぶす。お好みで花カツオも。
     濃厚な味は再び食欲をかきたてることだろう。
コツ10.最近の専用鉄板はテフロン加工が多い。千枚通しだとすぐボロボロになるので
     細い目の箸で転がす。あえて先を尖らす必要はない。

近所の子供を集めてタコ焼きパーティーを開いたら、いきなり「オッチャン、ソースおくれ」
というガキがいたので睨み返してやった。いきなりではソースの味しかしないではないか!
優しく説いて聞かせたつもりだったが、私の権幕には少々ビビッていたようだ。

余った分はタッパーに入れて冷凍しておこう。スチーマーでシューしても、レンジでチン
しても美味しい。作り過ぎた日など、翌日、弁当箱のふたを開けたらタコ焼きが詰まってた
ことがあって驚いた。暑い時期も過ぎ、秋味のビールとともに思い存分食されてみては。

at 12:51, globeinc, -

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 シルバーウィーク期間中「安心してください! 開いてますっ!!」



シルバーウィークの間、お店はオープンしています。お気軽にどうぞ。

ただし、水曜日が定休日に付、23日(水)のみお休みさせていただきます。

初めて知ったのですが、9月にはえらく長いシルバーウィークという連休があるんです。

一体、このシルバーウィークっていつできたんでしょう?

皆、当たり前の様に話してるので何年も前からあるんでしょうね、きっと。

いつも事務所にこもって仕事中毒になってる私は、どうも世間から取り残されてるようです。

でも8月にお盆休みを取って、9月に5連休があって、10月にまた3連休。

ほんとサラリーマンはいいなぁと思います。いつ仕事をするんだろうという感じです。


エジプトのピラミッドを発掘してたら、ある考古学者が象形文字の落書きを発見したそうです。

なんと調べてみると「最近の若い奴らは」と書かれていたそうです。

そんなこと言う私もジジィになったもんだと・・・ しみじみ。

 

at 14:36, globeinc, NEWS・お知らせ

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美しき哉、大和言葉



一つ質問。「さようなら」を漢字を使って書くとどうなるでしょう? 答えは簡単で「左様なら」
になります。「左様なら(そのようならば)失礼します」を短縮したわけです。

「こんにちわ」も同様で「今日は結構なお日和で」が略されたもので、不思議なのは「失礼します」
とか「良いお日和で」にしないで、それにかかる装飾語だけを残したことでしょうか。

英語の”Good by"とか”Good afternoon"とかのストレートで直情的な表現とは異なり、日本語は
随分と情緒的だなあと感心させられます。

過日、某女流作家のエッセイを読んでいたら「かわたれの頃」というのが出てきた。聞いたことの
ない言葉で、誤字・誤植でもなさそうだし、前後の文章を見てもどうにも語感が当てはまらない。

早速、Wikipediaで調べたら「朝、まだ薄暗い時刻」とある。「朝もやの中、向こうから来るのは
彼は誰?(かはたれ?)」が語源らしい。

そういえば「たそがれ時」も夕闇迫る頃、「向こうから来るのは誰ぞ彼?(たれそかれ)」から
来ていると教わったことがある。何気なく普段使ってる言葉も随分と情緒的なものです。

子供の頃、故遠藤周作氏の(題名は忘れたが)小説の中に「春の陽光が燦燦と降り注ぐ黄昏時」と
書かれてあるのを見つけたことがあります。芥川賞作家でこれだからまぁ、日本語は難しいかと。

暇つぶしに片っ端から読破されてみたらいかがでしょう。この一文、必ずどこかにありますから。

 

at 16:01, globeinc, -

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夏の日の怪奇話



ミーレから「ロボット掃除機」が発売になったという事で早速、ショールームに展示するという話は
以前このブログに書き込んだことがある。

作動させてみると、触手のようなものでゴミをかき集めながら俳諧する姿は何やら巨大なゴキブリが
カサコソと蠢いてるようで少々気色が悪い。

さして興味もないので放っておいたら、来店客さんの子供達が上に乗っかって遊んでたりする。
キッチンの商談をしてる時など恰好のオモチャになってるらしく、それはそれで悪くない。

ある朝、会社に出勤すると何故か事務所の私の机の横に、完全にバッテリーがあがった瀕死の状態で
横たわっていた。何故ここにいるのか社員の誰も知らないし、また、とぼける理由もないはずだ。

まさか事務所のドアを透過して幽体移動したわけでもあるまい。細く曲がった事務所のさらに奥の
私の机までただりつける訳がない。まさに夏の日の怪談話に全員がゾー!っと。

4,5日して理由がわかった。子供のいたずらで自動タイマーがセットされ、夜中、息を吹き返した
「ロボット掃除機」が防犯センサーの下を右往左往したためALSOKが駆け付けた。

ガードマンが気を利かして事務所の奥(センサーのない場所)に隔離してくれたようで、あとで
管理人よりお叱りを受けたことは言うまでもない。  「幽霊の 正体見たり 枯れ尾花」

at 14:14, globeinc, -

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