ミーレ食洗機「G6910」の寸評 その4 バスケット

 
今回は鳴り物入りの「3Dカトラリートレイ」と2つのバスケットについてレポートします。

「3Dカトラリー」とは従来のカトラリーを縦に3分割し、真ん中の部分が上下に昇降する
ようになっていて、同時に斜めにもすることもできます。そして両サイドのカトラリーが
内側に向かってスライドするのでその下のバスケットにステム(脚)の長いワイングラス
や背の高いタンブラーも置けるようになったというわけです。

お玉や泡立て器、茶こし等の指定場所ができることは、成程、便利な気もするのですが 、
このような変形器具はバスケットのどの隙間にでも収納できるものです。そのような器具
の専用置場が本当に必要かどうかとずっと考えていたのですが実際に使用しているうちに
結構活用している自分を発見した次第です。

バスケットのワイヤーが(旧)G600タイプに比べ太くなり、ガッチリとしたことで、
この安心感と引き換えにバスケットの内部幅も微妙に狭くなったようです。ただ、形状
が工夫され使い易くなっているようで、頭を切り替えて食器の置き方を調整していけば
不自由さは全く感じません。ただ、配置はかなり変わってしまいました。

上段バスケット左寄りのピンが可倒式になってるのは、とても便利で、これだけは是非
エントリータイプの「G6100」や「G6300」にも採用してほしいところです。
やはり内部バスケットは「G6910」が最も工夫されているようで、こういった使い易さに
つながる部分はぜひ「全機種標準」となれば嬉しいのですが・・・・

次回は”静粛性は進化したか?”についてレポートします。


 

at 17:44, globeinc, ミーレ食洗機「G6910」の寸評

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ミーレ食洗機「G6910」の寸評 その5 静粛性

 今回は静粛性について検証します。

カタログには騒音レベルが「デジベル=dB」で表記されていて、グレード毎に45db,
 44dB, 41dBというようにハッキリと評価が現れます。

よく誤解されるのは、食洗機はずーっと同じ音を発生すると思われてることです。給水時、
スプレーアームの摺動音、排水ポンプの音、噴出する水の音、乾燥工程に入ったファンの

音、と絶え間なく頻繁に音は変わっていくのです。私にはどのタイミングで、どの位置で、
どのように測定してるのか、その基準がさっぱり解りません。

中でも笑ったのは、「38dBのエクストラクワイエット」というプログラムです。結構,
長~いスパンで「作動」「停止」を繰り返しながら延々5時間近く進行していくのです。
作動中は普通に音はするものの、停止状態では勿論、完全な無音です。どうも騒音を
かき集め、時間で平均値を出しているとしか思えません。

最近は電子制御が効いて、“ウーン”とか”ウィーン”とかいった電子音が耳に付き、旧機種
のように作動音は大きくとも粛々と仕事をこなすタイプの方が個人的には好感が持てます。

とはいうものの、本来、手で洗うべきところを機械が代わりに働いてくれる訳ですから、
少々音がするのは当たり前。カタログ数値など全く気にする必要は無いと断言できます。
少なくともこの近年、うるさくて困るような商品は聞いたことがありません。

「6910」の41dbも調べてみたら足元巾木のところに1cm厚くらいのグラスウールの
ような断音材が入ってました。まあ、その程度のものです。

「G6910」の騒音レベルはと聞かれたら、「とても静かですよ」としか答えようがない。
食洗機の音を1つの数値で表すこと自体がナンセンスです。他メーカーとの比較も同様。

at 09:43, globeinc, ミーレ食洗機「G6910」の寸評

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ミーレ食洗機「G6910」の寸評 その6 総括



「G6910」のみタッチセンサー式だが、こいつはいたって簡単、重宝。タッチセンサー
には新しい時代の息吹を感じる。この部分は「G5910」からも特に進化したところだ。

「フィルター清掃」の警告が発せられる。成程、ゴミが溜っている。私のような無精者
にはとても便利。「リンス不足」の警告も、私にリンスの重要性を教えてくれたものだ。

長い間のドイツ食洗機の使用で沢山の食器に慣れてしまい、たった3人の家族で、日中
全員が出稼ぎの日々だが、夜間にこのデカい食洗機を2回転させるのは、もはや日常。

もっぱら「センサーウオッシュ」+「ターボ」を愛用。1時間強はあっという間に終了。
大量の食器、器物を呑み込んでいくミーレ食洗機に脱帽。もはや日本製には戻れない。

お椀にこびり付いたワカメのかけら、半日も放置された納豆の残骸、パリパリの御飯粒。
わずか小1時間で「ピカピカに変身」といえば、信じてもらえるだろうか?

他人から「G6910の評価は?」と聞かれたら何んと答える? 身近な道具に最高の物を
惜しまぬ人には、もう無条件に薦めよう。ただ、いかんせん少々高価に過ぎる。

「食洗機にお金は掛けたくない」という人にとってはG6100で全く問題なし。シンプル
で長持ち、毎日の道具としてこれ以上のものはない。洗浄力充分にしてローコスト。

乾燥にこだわる人であればG6300が良い。ただ予算に余裕があればG6500も選択肢に
入る。下段強力洗いもつくし、乾燥時間延長というのもある。上カゴの可倒ピンも便利
だし、私が愛してやまないLEDライトも付く。
もう少しコストが安ければ一押しの最早、言うことなしなんだけど・・・

私が一般の消費者であれば迷わずG6100にするに違いない。が懐が温かく余裕があれば
G6500を選ぶだろう。仮に大富豪であったならG6910で決りか!

これを持って私の一押しミーレ食器洗い機の「太鼓判」とすることにしよう。


 

at 14:04, globeinc, ミーレ食洗機「G6910」の寸評

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ミーレ洗濯乾燥機の操作 その1

 
ミーレ洗濯乾燥機「WT2780WPM」を自宅に新設しました。勿論、今までも古いミーレを
使ってきましたが、実際には家内任せで、今度こそはと自分で操作し、使い勝手や、効果的
な方法等をユーザー様に生の声を伝えていきたいと思っています。

実はこれを連載するにあたっては少々悩みました。一般ユーザー様がそんな面倒なものと、
拒否反応を示されるのではと考えたからです。ところが実際に扱ってみれば案外面白く、
原理さえ呑み込めれば決して難しくないことに気づきました。

いわば体験談のようなもので、現在、検討中の方や、すでにご使用の皆様の一助になれば
と考えています。高価な商品ですので是非、皆様には活用して頂きたいと思います。

さて、外光の入らない我家のユーティリティーに設置された洗濯乾燥機のメインスイッチを
押すと、操作パネルのディスプレイやダイヤルの回りの鮮やかなオレンジ色、またハッチ
内部のLED白色ライトが一斉に照射されます。同時にスタートボタンがONを待つかのよう
に緑色に点滅しています。さながらイルミネーションの趣です。

ドアをオープンすることで光を受けたハニカム状のステンレスドラムが複雑に屈折した輝き
を放ち、ショールームでは見慣れた筈なのに、いざ自分で使うとなるとワクワクするような
期待を膨らませます。

まずは初心に帰って取扱い説明を隅々まで熟読してみることにします。
次は「初期設定」から「運転」に入っていきます。

at 12:57, globeinc, ミーレ洗濯乾燥機の操作

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