ミーレ食器洗い機の他社が絶対マネをしない部分
ミーレの食器洗い機に「UP-DATE-SYSTEM」という機能があります。パソコンの端末からデータを
送り、洗浄システムをバージョン・アップする機構です。心臓部であるモーターに長期の耐用年数を
与えておいて(375プログラム/年として20年間)将来の技術革新により温度や回転数等の変更が
生じた際のプログラムの書き換えを可能にしたものです。
赤ちゃんがオギャーと誕生した時から食洗機とともに暮らし、20歳に結婚祝いとして親からプレゼントされ、
40歳で自前で購入。60歳になったら還暦祝いに子供達から贈られ残りの人生でそれを使い切る。
このサイクルにより人生一度の「自腹」で生涯に亘りこの便利な道具の恩恵に預かるという訳でしょうか。
エコロジーの名のもと、計画された陳腐化により次々と買い替えを喚起する販売手法とは一味違います。
日本の企業でこのシステムが重役会議の議題にのぼることはまずないでしょう。これは技術ではなく
考え方の問題かと思います。”本当のエコロジーとは永く使うことだよ”と説教されているようです。
ところで、このシステムはミーレの食洗機、洗濯・乾燥機系のすべてに例外なく装備されています。
(*但し、1995年式以降のモデルに限られます)
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