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美しき哉、大和言葉



一つ質問。「さようなら」を漢字を使って書くとどうなるでしょう? 答えは簡単で「左様なら」
になります。「左様なら(そのようならば)失礼します」を短縮したわけです。

「こんにちわ」も同様で「今日は結構なお日和で」が略されたもので、不思議なのは「失礼します」
とか「良いお日和で」にしないで、それにかかる装飾語だけを残したことでしょうか。

英語の”Good by"とか”Good afternoon"とかのストレートで直情的な表現とは異なり、日本語は
随分と情緒的だなあと感心させられます。

過日、某女流作家のエッセイを読んでいたら「かわたれの頃」というのが出てきた。聞いたことの
ない言葉で、誤字・誤植でもなさそうだし、前後の文章を見てもどうにも語感が当てはまらない。

早速、Wikipediaで調べたら「朝、まだ薄暗い時刻」とある。「朝もやの中、向こうから来るのは
彼は誰?(かはたれ?)」が語源らしい。

そういえば「たそがれ時」も夕闇迫る頃、「向こうから来るのは誰ぞ彼?(たれそかれ)」から
来ていると教わったことがある。何気なく普段使ってる言葉も随分と情緒的なものです。

子供の頃、故遠藤周作氏の(題名は忘れたが)小説の中に「春の陽光が燦燦と降り注ぐ黄昏時」と
書かれてあるのを見つけたことがあります。芥川賞作家でこれだからまぁ、日本語は難しいかと。

暇つぶしに片っ端から読破されてみたらいかがでしょう。この一文、必ずどこかにありますから。

 

at 16:01, globeinc, -

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