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オーブンの歴史について一言






この度、ミーレのオーブンも新型に入れ替わったことだし、オーブンの歴史についてチラ見してみよう。

日本では戦後、まだ電気製品が普及してない頃、いち早くガスコンロが普及した。都市密集型の日本では
インフラ整備には地中にガス配管を潜らせるのが手っ取り早かったろうし、米食の日本としては何より
ご飯や煮炊きものをする道具を必要としてた。

以来、日本ではコンロ・オーブンと言えばガスと決まったもので、電気製品の普及も100Vのパワー
ではそこまでは及ばなかったのだろう。そこへ電子レンジという新手の武器が新星の如く登場した。
これには今や斜陽といわれる「シャープ」の力が大きかったと思う。あの大メーカーが特別隊を組んで
直販するというマルチまがいのドブ板作戦を実行した。

当時、1台40万円もした調理器がそう簡単に売れる筈もない。焦げ目も付けられない調理機としては
この努力なくしては日本における世界一といわれる電子レンジの普及はなかったろう。
冷凍もレトルト食品もない時代だ。というより電子レンジが新たな食材を派生させたのだ。

一方西洋ではオーブンの歴史は古く、古代ギリシアの時代からパン焼き器として原型があったようで、
中世の頃、1490年には薪のオーブン、1800年初頭にはすでにガスオーブンが生まれていた。
また1893年のシカゴ万博では世界初の電気オーブンが発表され、以後、電気オーブンの躍進が続き
1930年ごろにはほとんどの家庭に普及した。西洋人の「パン焼きの技術」に対する執着心は凄まじい。

ヨーロッパでの電気オーブンの普及率は85%、ガスを入れるとほぼ100%だ。日本ではガスオーブン
でも20%にも満たないが、一方、電子レンジの普及率でいえばドイツをはるかに圧倒する。
日本の御飯といい、西洋のパンといい主食が中心に文化が拡がっていくく事を証明しているのだろうか。

イエス様の「最後の晩餐」でもテーブルに載ってたのはパンとワインだった・・・

at 16:08, globeinc, -

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