<< それにはそれの理由(わけ)がある | main | くつろいで飲めるお店 >>

「フォーマルとカジュアル」



以前ドイツから要人2名が来店したことがある。間に立った商社からはカジュアルでいいですよー
と聞かされていたらしく、ノータイでラフな格好で来日した。私はごく普通のスーツにネクタイで
出迎えたものだが、先方はいたく恐縮して何度も詫びていた。以後、来日の際は「カジュアルで」
と伝えてもノータイで来ることは決して無かった。外人は案外こういうところを気にする。

オシャレの時、以外にフォーマルのほうがお金は掛からない。パターンが決まっているからだ。
ジャケットは肩さえフィットしていればまず恰好は付くし、トラウザー(ズボン)もサスペンダー
で吊るすのが基本だ。「スーツは肩で着る」と言われる由縁だ。少し上等なストレートチップの
革靴とシックなネクタイさえあれば事足りる。迷った時は「相棒」の杉下右京がお手本になる。

昔、大学生のアルバイトにCAD図面を描いてもらってたことがあった。「卒業して会社を設立した。
ついては挨拶に伺いたい」との電話。久しぶりに会ってみるとユニークな出立ちに驚いた。パツパツ
の3つボタンスーツにボタンを丁寧に3つ掛け、ナイキのスニーカーを履いて現れた。名刺も貰った
がその独創的、かつ斬新な肩書にはまたまた驚かされた。「代表取締役係長」と記されていたのだ。

1人だけの会社なら係もなにも無いものだが、さすがに社長と書くには少々腰が引けたのだろう。
その後、その会社がどうなったかの噂はとんと聞かないが・・・・

at 13:28, globeinc, -

-, trackbacks(0), - -

過去記事すべてをご覧になられたい場合は、
輸入キッチン紀行はこちら
蔵出しお得情報はこちら
trackback
url:トラックバック機能は終了しました。