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ミーレの純正洗剤 (ランドリー用)をテストする その3

今回は「ダウン」にチャレンジしてみよう。

日頃、スーツにコートが多く、ダウンを着る機会は少ない。でもたまに着てみると、その暖かさ
にはクセになってしまいそうだ。街中でも結構、見かけるのも当然と言える。

以前、ダウンを普通の洗濯機で洗って、中の羽毛が偏ってだめにした記憶がある。恐る恐る慎重
に洗うことにしよう。幸い、使い古した幼児用のダウンが出てきた。実験には最適だ。
息子のお気に入りのダウンも強奪した。テストに事欠かない。

ミーレ純正洗剤「ダウン(羽毛用洗剤)」 250ml 約13回分 ¥2,000-(税別)を使う。

洗濯乾燥機「WT2780]の「枕」コースを使ってみる。羽毛入りの枕や掛け布団、ダウンに
はこのコースがベストだ。水温40度、脱水1000回転、温風乾燥50分位でセットしてみる。

驚いたことに、まず水を散布したあと、いきなり高速脱水から入るのだ。2,3分で落ち着いた
かと思うと、給水後、おもむろにゆっくりドラムが回転する。思うに遠心力で「ダウン」の空気
を抜いておいてから、少ない水量に濃いめの洗剤液で優しく丁寧に洗うシステムのようだ。

ミーレの洗濯機は使うに連れて、常に新しい発見がある。ダウンを洗えるだけでもすごい事だが
ダウン用の洗剤が日本で新発売になる前からこの運転パターンを組み込んでいたことになる。
まったく恐れ入った。こんな洗濯機は見たたことがない。

結果を写真に示すが残念ながら写真では判別がつかないため、仕上がりだけ見ていただこう。



やはり新品の時のふっくら感は多少損なわれるようだが、それはクリーニングでも同じこと。
1本2000円の洗剤で15回くらい洗えるなら、これはもう使わない手はないだろう。
汗の臭いやタバコ、整髪料の臭いが消え、良い香りがするだけでも儲けものだ。

ただ、薄色のダウン袖口はたいがい黒ずんでいるものだが、これには注意が必要だ。この洗剤
にはそこを強力に落とす力はなく、「シミ取りコース」を併用してもあまり効果がなさそうだ。
中性洗剤の希釈液に浸け置きしたり、袖口をこすり合わせたりの前処理が必須になる。

また乾燥時、2,3個のテニスボールを投入しておくのも、ふっくらと仕上げるコツのようで、
ジャケットを裏返しファスナーを締めておけばドラム内でカチカチと異音が出ることはない。
ファスナーを開け放って洗うと、せっかくのデニスボールが袖口に詰まって効をなさない。

更に1ランク上のふっくら感を望むなら乾燥を済ませ、一旦、衣類を休ませた後、再度40分位、
温風乾燥するとよい。テニスボールよりは効果はありそうだ。

高級なダウンなら「合繊繊維」コースもよいだろう。水温、脱水回転数、乾燥時間にシバリは
きつくなるが、浸け置き洗いと併用してタップリの水量で優しく優しく丁寧に洗ってくれる。
こちらも一度お試しあれ。

at 14:34, globeinc, ミーレの純正洗剤(ランドリー用)をテストする

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