「お蔭さまで30周年」   統計によれば・・・・

 

ある統計によれば、新しく発足した会社(お店)が10年後も変わらない業態で

存続してる確率が6.2%なんだそうです。

例えば、ある年に100件の新会社が設立されたとして10年後も存続してるのが6件。

即ち94件が消えてるということになるようです。皆が皆、心に希望をためてスタート

した筈なのに侘しい限りですね。

 

それが30年にまで延長すると更に確率は低く0.3%になるそうです。1000件の

うち僅か3件しか残らないのだそうです。そこには後継者問題も絡んでくるんだとか。

なるほど納得です。

 

私的にも、一人息子がすでに他業種に埋没しており。私自身も数年前より恍惚状態に

なっていることから、まるで仕事の役に立っておらず、それでもスタッフを徐々に慣ら

して来た甲斐もあって、図らずもその辺は回避されたのかと。優秀な部下がいると本当に

楽ちんです。

 

ミーレも4代目のDr.マルクス・ミーレがCEOとなり、創立125周年と、グローブでは

遥か足元にも及ばない状態です。(当たり前やけど)しかも無借金経営とどえらい違い

でございます。

 

ここからは雑学の世界に入りますが、大阪には世界最古の企業が存在します。天王寺

にある「金剛組」という会社で、西暦578年に四天王寺建立のため聖徳太子が百済

より招聘した宮大工が設立したもので2005年まで独立した会社として存続したそう

です。現在も「高松建設」の子会社となって今なお継続中とのこと。

四天王寺焼失のたびに、息を吹き返したのかしらん。お陰で彼の寺は今もピッカピカ。

 

もうこの辺はすごいというより日本神話というか完全に浮世離れしてますよね。

飛鳥時代の生き証人だね。

at 14:10, globeinc, その他

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「お蔭さまで30周年」  人生、幸も不幸も裏表

 

久しく生きてきて確信を得たことがある。それを今回のサブタイトルとした。

 

グローブを立ち上げて2か月目に阪神大震災に出合った。神戸/三宮でスタート

したグローブはまともに被害を受けることになる。建物がみな傾いて垂直線すら

どれか判別できない様な惨状にガックリして絶望したことは言うまでもない。

将来を展望する希望も失くし、手の打ちようもないことから、足元のできること

をするしかない。仮に会社をたたんでも世間には許してもらえるだろう、と自分

で自分を納得させた。

 

いい意味で開き直れたと思うのだ。不安でつぶれそうになる新米社長をブレる

ことなく前へ押し出してくれたのは、地震のお蔭だったかもしれない。

 

何年かたち、施主のたっての要望で納品したミーレ洗濯機が大トラブルになり、

当時ミーレジャパンのK社長と事後処理にあたる事になったが、それまでミーレ

を販売した事はなかった。が、このことが縁でミーレの代理店になり、今では

ミーレ製品がグローブの大黒柱になっている。これも奇縁といえば奇縁である。

 

例を挙げればキリがない。

人生には色んな変化が津波のように襲ってくるが、よいことも悪いことも織り

なす綾のようにやって来る。どちらも同じもので裏と表があるだけだ。悪い事

の後ろには良い事もセットでついてくる。幸せは苦労して「つかむ」ものでは

なく、すでに「ある」ことに気づくことだと思えるようになった。

 

これから社会に飛び出す若者には是非、困難をはねのけて頑張ってほしい。

気力があればなんとかなるもんだ。大人は口を開くと「説教」と「昔の自慢話」

を繰り返す。が、そんなものは適当にスルーして気楽にやればよい。

人生は1度きり。やりたいように。あなたが主役だ。

 

人間、生きてる限り勉強。

        生きてる限り青春、  だよ。

at 12:07, globeinc, その他

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「お蔭さまで30周年」  社名で悩む

  (30年前の懐かしいglobeの写真です。関係者の方、ゴメンナサイ)

 

さて、起業にあたっては最初に頭を悩ますのは社名の決定だろうか。30年も

前の話になる。いつまで続くのかもわからないのに大層な名前は荷が重い。

が、一つ間違えば長〜い付き合いになる。

 

最初はドイツ語で感謝を表す「Danke ダンケ」にするか英語で「Thanks]

がいいかなと思ったけどコンビニと間違えられそうだし、ちょっと媚びを

売りすぎで気恥ずかしい。

 

考えあぐねてテレビをつけたら小室哲哉プロデュースによる「globe」が歌っ

てた。直感的に「これは使える」と思った。曲名も「Departurs」とはさい先

がよい。

 

 *会社勤めのお父さんはGlobalを連想するかもしれない。

 *主婦のお母さんは「鍋つかみ」をダブらせるかもしれない。

 *腕白盛りのボクは野球のグローブだ。

 *思春期のお姉ちゃんは文字通りそのまま。

 

短くて覚えやすいし、濁音が二つもあるので適度に重量感もある。破裂音も

含まれて無いから発音もしごく楽だ。

 

というのは全て後から付けた単にヘリクツであって、すべてはパクリから

派生しているのは間違いない。世の真実とはそういうものかもしれない。

 

時には必死で、またあるときはヤケクソで、右往左往しながらヨタヨタと

歩いてきて、ふと後ろを振り返ったら30年の歳月が刻まれていたという、

 

これって、いつまで続くんだろうか・・・・・

 

 

at 15:52, globeinc, その他

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物を売るということ。

 

10年以上も前のことだがロンドンを訪れた際、ホテルから目を覚ましてすぐにかねてからお目

当ててのジョンロブ高級紳士靴)の本店を探した。それは容易に見つかり、一つはオーダー専門

の制作工房であり、もう一つの方が販売専用のお店だった。ブランド名と歴史の大きさの割には

間口が狭く意外に思えたが、それでも奥の深いお店だった。

 

スリムで上品な女性店員に案内され早速足の寸法を丁寧に測ってもらった。好みのデザインを告げ

ると奥から一足の靴を持ってきた。さすがにドンピシャで大いに気に入ったが「夕方にもう一度

来い」という。何故なら朝と夕では微妙に足のサイズが異なるのだそうだ。

 

夕方、再訪して早速、足を測ってもらい、奥から出してきたものは誂えたようにピッタリで、対応

に不満はない。ただ値段が当時の価格で12万円と決して安くはない。そこは大阪人のスケベ心を

発揮して「もう少しディスカウントできないか?」と切り出したところ、その店員は少し悲しそう

な表情を浮かべてメモ用紙を取り出し、何やら書き出したものを提示した。地図が書いてあってそこ

には「あなたのいくべきお店はこちらにありますよ」と。丁寧かつやんわりと拒否られてしまった。

さすが紳士の国だと思った。

 

勿論、あわてて購入したのは言うまでもない。木型やブラシ、クリーム、なんとハイソックスまで

併せて購入してしまったのだから完全にしてやられたことになる。

大阪商法はイギリスでは通用しないことが判明した。だが気分は爽快で決断に一分の悔いもない。

 

ここまで、このブログを読んで皆様は何か感じるところがございましたでしょうか?

次回のブログではこれを引用してもう少し話を繋げたいと思います。

 

                                    グローブ店主

 

at 11:37, globeinc, その他

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Giver & Takerについて

 

世のなか、バランスだよね〜

会社でいえば営業職と事務方、どちらが上でも、偉いわけでもない。

だが偉大な営業マンは徹底したGiverである必要がある。

優秀な事務方は誠実で公正なTakerである。

 

私は名刺とカタログをもって飛び込むような営業スタイルは好まない。

お客様を呼び寄せるのは会社の役目であり、訪れた客人に商品をお求め

頂くのは営業スタッフの仕事だろう。

その営業スタッフを動きやすくするのが事務方の仕事である。

 

お客様と対峙するときはお困り事を真剣に聞き、自分のスキルとキャリアを

フル動員させて解決にあたる。自分ならどこにお金をつぎ込むべきかの指針

を誠実さをもって提示する。それだけでよい。後は待つのだ。しつこく追い

詰める必要はない。当人が真剣であればこそ、その商談は決まったも同然だ。

だがそれが自己満足の「商品説明」に酔いしれているようでは話にならない。

 

営業は徹頭徹尾Giverでなくてはならない。与え、与えて、与えまくるのだ。

出し惜しみは許されない。そんなGiverをTakerが「無駄なことに時間を

割いて」などと揶揄してはならない。

そこがサービス上がりのにわか営業と、たたき上げの一流の営業マンの違い

なのだから。

 

全ての物語は販売した時から始まる。 販売無くして何も起こりえない。

販売員はプライドをもって事に当たるべし。

at 14:45, globeinc, その他

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キッチンプランについての唯一のこだわり

私をこの世界に引き込んでくれた上司から学んだ唯一のことだ。

今となっては大切なのか、どうでもいいのかよくわからない。

 

それは40年近くも前のことでお手本はおろか、そういう情報を編集した

雑誌すらない時代だ。その上司の発する言葉だけが私の唯一の教材であった。

 

その干からびてカビが生えた様な説法を、今回するつもりであるが、勿論、

それを参考にする必要はないし、無視するのも全然結構。重ねて言うが、

たいした話ではない。だがこれからプランに臨む人には参考になると思う。

 

キッチンプランにおける優先項目4か条

その1.機能性            なにより

その2.収納性            大切なことは

その3.採光性    プランに・・

その4.デザイン性  迷ったときは

           必ずこの優先順序を

           厳守すべしというものであった。

 

           また、平面図で機能性を伺い、立面図でデザイン性

           を際立させるのだと。

 

種明かしすればどうということはない。だが私は上司から授かったこの教え

金科玉条のモノとして片時も忘れずセールス話法の骨組みにしつらえた。

些細なことでも信ずれば信念となる不敗信仰を得たその頃の私は無敵だった

私は常にこれに色付け、アレンジし、顧客に共感を与え続けたものだ。

某ジャーナリストから関西有数のキッチンマンとおだてられたこともあった。

 

それも、今は昔である。

その会社はとっくの昔に消滅し、その時の上司も一切の消息が不明である。

私の近況はといえばなるべく客前に出ぬようにして大人しくしている。

それでも優秀な部下を得た私は幸せ者である

私だけがこのリスキーな業界で40年も生き永らえてきたのだから。

 

                                                                   グローブ  店主

at 14:41, globeinc, その他

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客商売は難しい

 

お客が大層な列をなしてるというお店を見かけることがある。私もショップビジネスを手掛け

る以上とても気になる。集客という点では最高峰は「東京ディズニーランド」になるだろうか。

 

アルバイト風の男の子がお客の後を追うようにしてゴミを拾ってる。確かにゴミ一つないのだ。

「ゴミ拾い感心だねえ」というと「ゴミを拾ってるんじゃないです。お客様の夢を拾ってるん

です」との返事。そう教えられているのだろう。にしても見事な返しである。

 

1.そこに行けば元気が出る。

2.行くたびに小さな感動がある。

3.コミュニケーションがある。  がショップ経営でのとは思ってはいるが、徹底するの

                 は難しい。

 

近くの模範例では「スターバックス」だろうか。マクドも価格、味では決して引けは取らない。

でもどうもスタバの方が流行っているようの見えるのだ。実は私もスタバのフアンで会社を休

んでもスタバに行かない日はないという常連ぶりで、行くたびに勉強させてもらってる。

老舗のマックが、目指すスタバになり切れないもどかしさを感じる。

 

話は変わるがグローブのすぐ近所に常に行列のできるラーメン屋がある。一度研究を兼ねて

寄ってみようかと思うが、ラーメンごときでいくら旨いといってもこの寒空に列に加わわる

のも気恥ずかしい。遠くから来たお客様に紹介して感想を聞いても首をかしげつつ「うまく

ないといえばウソになるけど、あえて並ぶほどでも・・・・」と微妙な表情を浮かべてる。

 

いつか行ってやろうと思うがその時はまたこのブログで・・・・・

at 12:19, globeinc, その他

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またまた始まった御堂筋のイルミネーション

 

肌を刺す風に冬の到来を感じさせる今日この頃です。

ようやく御堂筋のイルミネーションに灯がともりました。

 

誰が考えたのか、大阪の冬の風物詩になった感があります。

この時期が来ると妙にソワソワしてきます。

やがてクリスマスが来て、Happy new year!で賑わい、

この1年早かったなー!で締めくくるのでしょう。

 

過日、仕事を終え帰ろうと通りに出ると真ん前の側道に人が

集まってざわついています。なにやら思い思いにスマホで

写真を撮っているようです。

 

ちょうど正面にWHotelが漆黒の躯体に白のイルミネーション

をともして恰好の背景になっているようで、どうもグローブの

前がイルミネーションの名所になった感があります。

 

上の写真はグローブSR内から正面に向けて撮ったものですが

夕方、SRにお越しいただければ椅子に座って楽しんでいただけ

ます。

 

わざわざ足を運んでいただくほどのものではありませんが

おついでのあるお方は購入されたお方も、されないお方も

関係なくお越しいただけたらと存じます。

直前で結構ですのでご予約のお電話は忘れないでね)

at 13:34, globeinc, その他

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謹賀新年! 本年もよろしくお願い申し上げます。

 

今年は1月6日(木)から営業をさせていただいております。

皆様のご来店を心よりお待ちしています。お客様あってのグローブでございます。

 

今年は「「五黄の寅」ということでこれが私の干支なんですね。完全に歳が知れてしまいますが

心は若造のつもりでいます。今年も変わりませずご指導・ご鞭撻をよろしくお願いいたします。

 

今年も前半は昨年のコロナの影響で曇り模様のビジネスでスタートかと思いますが

「騎の勢い」で乗り切ってまいりたいと存じます。

 

故澁澤栄一氏の言葉に   五十、六十 洟垂れ小僧

             七十、八十 働き盛り

             九十なって 迎えが来たら

             百まで   待ってろと追い返せ   というのがあります。

 

やっと私も働き盛りに突入したと思うと感慨深いものがあります。

最後まで働いて職場で人生を全うできたら本望じゃないでしょうか?

(皆様はいかが思われますか。)

 

さあ、今年も頑張るぞー!!

                            グローブ 店主敬白

at 13:08, globeinc, その他

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古い古い食洗機に出会う

 

私がこの輸入キッチン業界に足を踏み入れて約35年になる。その一番最初のお客様となる豊中在住の

Iさんから久しぶりの電話。「キッチンもあっちこっちがくたびれてきたので部分的に替えたい」と。

また、そういうことができるのが輸入システムキッチンの強みでもあるのだ。

 

ふと見ると昔のBOSCH食洗機が入ってた。経年劣化により操作部の色は褪せ、文字も読み取れない。

パッキングも硬化してヒビが入り、使うたびに軽い水漏れを起こすに違いない。何せ35年。もう部品

もないことだし買い替えを強く勧めたが、この施主は「まだ使える」と頑としていうことを聞かない。

その間、ただの一度も故障でメンテしたことがないというから驚異といえば驚異だろう。

 

どのみち早晩交換することになろうが、その時はボッシュで行くのか、はたまたミーレにするのか、

あるいは施主の寿命が尽きるのか((失礼!)、どちらにしても国産はありえない。

 

私はこれを「昭和50年代の生き証人」もしくは「食洗機のシーラカンス」と呼んでいるが、下取りの

暁にはボッシュの博物館に寄贈したいものだ。このようなお客様こそが真の特上の顧客なのだから。

ミーレが「20年の耐用年数で設計してる」と豪語するのも、あながちハッタリとは言えないかも。

 

私はというと、この30年の間にボッシュ、AEG、ミーレ、ミーレとつないでいる。私には実際に使用

した上で報告するという責任があると感じている。更に食洗機を新型のG7914に交換する予定でいる。

59万円もする食洗機を私が納得してなくて一体誰が納得するのかという心持ちである。

 

今、職人の手が空かなくて順延してはいるがいずれ、このブログで随時、使用状況を脚色の無いところで

報告していき、皆様方のチョイスの参考にして頂けたらと思っているところ。お楽しみに。

年内は無理だろうな・・・・

 

                                         店主敬白

at 16:29, globeinc, その他

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