ミーレ食洗機「G6910」の寸評 その1


「G6910」は操作部がタッチセンサーになっていて、G5910に比べ表記文字は小さく
なったものの白色のLEDがクリアーで老眼の掛かった目にも大丈夫。全機種の中で
最も見やすいのがこのG6910でしょう。操作も実に簡単です。

意外だったのはリンスを入れないで放っておくと、やたら「リンス不足」の警告が
発っせられる事です。あまり頻繁に介入してくるので、仕方なしにリンスを補充した
ところ、乾燥仕上がりに劇的な変化が起こりました。まさに「目からウロコ」です。
詳しいことは本文でお話ししましょう。

ドアを開くと、いつもの白くコーティングされた3つのバスケットが美しく輝きます。
他メーカーのバスケットはどこもグレー色やベージュ色を使っていてくすんで見える
のですが、コストが同じなら何故、ミーレのように清潔なホワイトにしないのかとても
不思議です。

ドアを開けるとジワッと4灯のLED白色ライトがステンの内壁に映え心地よく、
可倒ピンのレバーがオレンジ色なのもアクセントになっています。この辺のセンスは
さすがにミーレは抜群で満足度が高まります。

以前、使用していたG600シリーズと比較してバスケットがやや骨太に逞しく
なってきたようです。3Dカトラリーの高さも厚くなったこともあり、実質的な
容量は小さくなってるかもしれません。ガッチリしたバスケットと内部容量との
関連についても注目していきましょう。

ミーレ食洗機に標準の「センサーウオッシュ」「センサーウオッシュ・ジェントル」
の2つのコースはとても秀逸で、これだけで食器洗いの90%は賄えると思います。
スタンダードでも全部含めて7コースもあるのですが、さらにたくさん増えている
とのことです。これも役に立つのか立たないか、併せて検証していきます。

次回は取り敢えず、この新しい洗浄プログラムからレポートしていきましょう。

at 17:26, globeinc, ミーレ食洗機「G6910」の寸評

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ミーレ食洗機「G6910」の寸評 その2 洗浄力


ミーレ食洗機のすべてに[センサーウオッシュ」というプログラムがあり、「G6910」には
合わせて17種類のプログラムが組み込まれています。

*センサーウオッシュ  (普通の食器用、自動洗い)
食器の汚れや量に応じコントロール し、強力に洗います。経済性はもちろん、手洗いを
   圧倒的にしのぎます。
*センサーウオッシュ・ジェントル  (デリケートな食器用、自動洗い)
水圧を抑え,優しく洗い上ます。薄手の高級ワイングラスやクリスタルグラス等の食器類
を傷めず美しく仕上げます。 デリケートなワイングラスでも1500回以上の洗浄に耐え
るとのことです。

上記のプログラムは本当に素晴らしく、この10年での格段の進歩を感じます。
単に扱いやすいだけでなく、実用として優れているという意味です。

さらにこの合計17種類のプログラム内に、オプションとして
*ターボ機能・・・・洗浄時間を平均30%短縮。(通常より高温のため乾燥もよくなる)
*乾燥時間延長・・・乾き難い木製のマナ板やプラスチック容器などの乾燥を促進します。
*下段強力洗い・・・下段を強く、上段を優しくメリハリをつける。
*つけおき洗い・・・でんぷん系の頑固な汚れを浮かせます。 
等の追加オプションを各プログラム毎に、簡単操作で複数設定することができます。

ただ、17プログラムという煩雑さについては少々疑問です。最初のデスプレイ画面には
3種だけが表示され、他プログラムは1段づつスクロールするため面倒なうえ、プログラム
名が紛らわしく、解り難いのです。

珍しいコースだけをピックアップしてみましょう。
*ビールジョッキ洗い・・洗剤、リンスを使用しないで冷水で3度すすぎます。(所要17分)
*衛生洗い・・・・・70℃で本洗い,同温で3回すすぎます。赤ちゃんの哺乳瓶や食器用。
*ボトムソロ65℃・・・上カゴを外して寸胴鍋や背の高い花瓶が洗える、等々です。
*庫内洗浄・・・専用コースがあるのはうれしい。

最近はコンピューターのマップの書き換えで簡単に設定可能になったのだと思いますが、
他のコースでも代用が利き、標準7コースで十二分。何ら不満はありません。

次回は「乾燥機能」についてレポートしますが、実はこの分野が最大のハイライトです。

at 15:48, globeinc, ミーレ食洗機「G6910」の寸評

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ミーレ食洗機「G6910」の寸評 その3 乾燥力

  
 
今回は乾燥仕上がりについての報告ですが、実は、この部分が一番の驚きでした。
余熱乾燥なので、ある程度は割り切ってはいたのですが、ちょっとビックリです。

*ターボサーミック乾燥
  最終すすぎの高温を利用し、熱交換器と2つのファンで水蒸気を排水するシステム。
*リンスエイド(乾燥仕上げ剤)
  表面張力により水キレをよくし、くもりを防ぎ食器に光沢を与えます。
*オートオープン乾燥
  乾燥工程終了後、自動でドアを開け、外気を導入し素早くクールダウンします。
*4つのパワフルな白色LEDライト
  食器を取り出す際、白いバスケットに載った陶器やガラス食器を美しく照らします。

4っつの効果が微妙に絡み合い、まんべんなく役割を受け持ってる感じです。朝、ドアを
開けた瞬間から見違えるような満足感が味わえます。まさに「良いものを買った感」が
漂っています。

「オートオープン乾燥」は乾燥工程後に冷たい外気を取り入れ、さらに乾燥を促進させる
もので、洗浄後の水蒸気を排出するものと勘違いしてる人がいますが、それは間違いです。
天板がメラミンや天然石のように水に弱い素材でもダメージを与えることはありません。
ちなみに、この機能についてはエントリーモデル以外の全機種に備わっています。

上部に設置された小さなステーでドアを自動的にソフトに引き込む機構と、同じステーで
押し出すオートオープン乾燥機構とが1対のセットになっています。

LEDライトも単に視覚的な効果でしかないのですが、爽快な気分にさせてくれます。
ミーレの洗濯乾燥機は1灯、オーブンは2灯、何んとこの食洗機は4灯です。
ドアを開いて少し間をおいてからジワッと輝いてくる演出が憎い!

意外な脇役はリンスエイド(乾燥仕上げ剤)です。お客様には説明をしておきながら、
私自身は使ったことがなかったのですが、これが侮れない実力なのです。

本来、アルカリ性の洗剤を中和するためのものですが、酸性の収斂作用を利用し、水キレ
をよくし乾燥の促進、また配合のクエン酸で食器を輝かせる働きがあるようです。

ヨーロッパ製の食洗機でしたら例外なくご活用いただけます。ミーレの純正品です。

>>>お問い合わせ、ご連絡は
お問い合わせフォームTEL 06-6252-0102にてお問い合わせ下さい。

at 10:10, globeinc, ミーレ食洗機「G6910」の寸評

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ミーレ食洗機「G6910」の寸評 その4 バスケット

 
今回は鳴り物入りの「3Dカトラリートレイ」と2つのバスケットについてレポートします。

「3Dカトラリー」とは従来のカトラリーを縦に3分割し、真ん中の部分が上下に昇降する
ようになっていて、同時に斜めにもすることもできます。そして両サイドのカトラリーが
内側に向かってスライドするのでその下のバスケットにステム(脚)の長いワイングラス
や背の高いタンブラーも置けるようになったというわけです。

お玉や泡立て器、茶こし等の指定場所ができることは、成程、便利な気もするのですが 、
このような変形器具はバスケットのどの隙間にでも収納できるものです。そのような器具
の専用置場が本当に必要かどうかとずっと考えていたのですが実際に使用しているうちに
結構活用している自分を発見した次第です。

バスケットのワイヤーが(旧)G600タイプに比べ太くなり、ガッチリとしたことで、
この安心感と引き換えにバスケットの内部幅も微妙に狭くなったようです。ただ、形状
が工夫され使い易くなっているようで、頭を切り替えて食器の置き方を調整していけば
不自由さは全く感じません。ただ、配置はかなり変わってしまいました。

上段バスケット左寄りのピンが可倒式になってるのは、とても便利で、これだけは是非
エントリータイプの「G6100」や「G6300」にも採用してほしいところです。
やはり内部バスケットは「G6910」が最も工夫されているようで、こういった使い易さに
つながる部分はぜひ「全機種標準」となれば嬉しいのですが・・・・

次回は”静粛性は進化したか?”についてレポートします。


 

at 17:44, globeinc, ミーレ食洗機「G6910」の寸評

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ミーレ食洗機「G6910」の寸評 その5 静粛性

 今回は静粛性について検証します。

カタログには騒音レベルが「デジベル=dB」で表記されていて、グレード毎に45db,
 44dB, 41dBというようにハッキリと評価が現れます。

よく誤解されるのは、食洗機はずーっと同じ音を発生すると思われてることです。給水時、
スプレーアームの摺動音、排水ポンプの音、噴出する水の音、乾燥工程に入ったファンの

音、と絶え間なく頻繁に音は変わっていくのです。私にはどのタイミングで、どの位置で、
どのように測定してるのか、その基準がさっぱり解りません。

中でも笑ったのは、「38dBのエクストラクワイエット」というプログラムです。結構,
長~いスパンで「作動」「停止」を繰り返しながら延々5時間近く進行していくのです。
作動中は普通に音はするものの、停止状態では勿論、完全な無音です。どうも騒音を
かき集め、時間で平均値を出しているとしか思えません。

最近は電子制御が効いて、“ウーン”とか”ウィーン”とかいった電子音が耳に付き、旧機種
のように作動音は大きくとも粛々と仕事をこなすタイプの方が個人的には好感が持てます。

とはいうものの、本来、手で洗うべきところを機械が代わりに働いてくれる訳ですから、
少々音がするのは当たり前。カタログ数値など全く気にする必要は無いと断言できます。
少なくともこの近年、うるさくて困るような商品は聞いたことがありません。

「6910」の41dbも調べてみたら足元巾木のところに1cm厚くらいのグラスウールの
ような断音材が入ってました。まあ、その程度のものです。

「G6910」の騒音レベルはと聞かれたら、「とても静かですよ」としか答えようがない。
食洗機の音を1つの数値で表すこと自体がナンセンスです。他メーカーとの比較も同様。

at 09:43, globeinc, ミーレ食洗機「G6910」の寸評

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ミーレ食洗機「G6910」の寸評 その6 総括



「G6910」のみタッチセンサー式だが、こいつはいたって簡単、重宝。タッチセンサー
には新しい時代の息吹を感じる。この部分は「G5910」からも特に進化したところだ。

「フィルター清掃」の警告が発せられる。成程、ゴミが溜っている。私のような無精者
にはとても便利。「リンス不足」の警告も、私にリンスの重要性を教えてくれたものだ。

長い間のドイツ食洗機の使用で沢山の食器に慣れてしまい、たった3人の家族で、日中
全員が出稼ぎの日々だが、夜間にこのデカい食洗機を2回転させるのは、もはや日常。

もっぱら「センサーウオッシュ」+「ターボ」を愛用。1時間強はあっという間に終了。
大量の食器、器物を呑み込んでいくミーレ食洗機に脱帽。もはや日本製には戻れない。

お椀にこびり付いたワカメのかけら、半日も放置された納豆の残骸、パリパリの御飯粒。
わずか小1時間で「ピカピカに変身」といえば、信じてもらえるだろうか?

他人から「G6910の評価は?」と聞かれたら何んと答える? 身近な道具に最高の物を
惜しまぬ人には、もう無条件に薦めよう。ただ、いかんせん少々高価に過ぎる。

「食洗機にお金は掛けたくない」という人にとってはG6100で全く問題なし。シンプル
で長持ち、毎日の道具としてこれ以上のものはない。洗浄力充分にしてローコスト。

乾燥にこだわる人であればG6300が良い。ただ予算に余裕があればG6500も選択肢に
入る。下段強力洗いもつくし、乾燥時間延長というのもある。上カゴの可倒ピンも便利
だし、私が愛してやまないLEDライトも付く。
もう少しコストが安ければ一押しの最早、言うことなしなんだけど・・・

私が一般の消費者であれば迷わずG6100にするに違いない。が懐が温かく余裕があれば
G6500を選ぶだろう。仮に大富豪であったならG6910で決りか!

これを持って私の一押しミーレ食器洗い機の「太鼓判」とすることにしよう。


 

at 14:04, globeinc, ミーレ食洗機「G6910」の寸評

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